「難民を解放しろ」
GEZANのニューアルバムが遂に出ました!
テンポ100縛りで(リード曲の「東京」がBPM100だったため、との事です)時にトライバルビート、時に加速して、途切れなく続き、(曲によっては数秒で終わる曲もある)時に歌い、時にラップし、時にポエトリーディングし、時にアジテーションする。
俺はこのアルバムのリリース発表の時にこの曲がどうしても気になって仕方なかったんです。
「難民を解放せよ」という意味なんですが、知ってる人は知ってるかもしれませんが、今日本の入国管理局で収監されている外国から来た難民の方々が大変な事になってて…。
詳しくはこれを見て欲しいです。
https://wezz-y.com/archives/71370/amp
それで入管の前で「入国管理局は人権を守れ」とデモが行われている現状があります。
日記の歩道橋にスプレーで描かれた「Free Refugees」の文字は、後に入管の公式ツイッターで取り上げられて「公共物に落書きはやめましょう、ちょっとひどくないですか」と呟いた事で大炎上しました。
GEZANが「Free Refugees!!」と叫ばずにいられなかったのはこの事なのか、どうなのかはわからないです、でも個として思った事を叫びたかったのかも知れません。
エレカシが「ガストロンジャー」をリリースした時の事を思い出しました。
その頃ミヤジはレイジアゲインストザマシーンにハマっていたそうです。
ひたすら続くドラムのループにギターとベースが同じフレーズを刻み、そこにミヤジがアジテートするわけです。
(ちなみにエレカシトリビュートに参加する予定だったのにそれがなくなってメルカリでリリースされアルバムに収録された曲がMOROHAの「ストロンガー」です)
このアルバムはレベルミュージックです。
個としてのレベルミュージックです。
みんなで集まって革命を起こそうって事じゃなくて。
安倍やトランプやiPhoneというワードや、プレイリストからレベルミュージック以外を消去しろと、ヘイトはお前に返ってくると、難民を解放せよ、と叫ぶ。
前作の「Silence will Speak」はアメリカツアーで知った差別や現実に対して時にハードコアで獣のように叫ばざるを得ない状況だったんだと思います。
今回もBPM100で叫ばざるを得ない状況だったんだと思います。
またこんど!!