「昔J-RAPを殺した男」
こんばんは。
今日はECDの三回忌。
訃報を知った時には俺はインフルエンザB型の診断を受けてました。
昼休み嫌々でコンビニから当時の派遣先に戻るすがら笑、携帯でTwitter見てたらやたらとECDの文字がタイムラインにあって「まさか」と思ったら訃報を目にしたわけです。
近年は国会前でデモに参加したり、反原発を掲げたり、反レイシズムを掲げて、闘病中でもTwitterで論戦してて、あとフリースタイルダンジョンについても苦言を呈してました。
だから「お願いだから体を治してくれよ」と思った事も度々ありました。
「がんばれECD」という闘病のドキュメンタリー。
一時退院しても食べるスピードが落ちて、急変して嘔吐する姿。ドネーションで作った「ALIVE ECD」の収益を渡すレスザンの谷ぐちさんとリミエキのゆかりさんと共鳴くん一家に、「死ぬわけにはいかない」って言ってる姿。
また一時退院してこの曲のレコーディングを家で行い、終了後に再度入院して。
ドキュメンタリーは正月に初詣に行き、再度入院して手術が成功し、「君といつまでも」が収録された「加山雄三の新世界」がリリースされる話で終わりました。
最後のECDのステージはメテオナイトのストラグルフォープライドのライブ前のシャウトでした。シャウトの経緯はこの動画で語られてるのでぜひ見てほしいです。
「27分あたりで見れます」
凄く痩せた姿で…かなり大変なことになってんのかなと思いました。
映像見てわかると思うんですが叫んでる時に映像に乱れが出ます。
これはもしや最後のシャウトが引き起こしたなんらかの力というか見えない何が引き起こしたのかなと思いました。
インフルエンザでぐったりしてる時に、ECDの訃報に接し、「さんぴんでJ-RAP殺した男が病気に殺されてどうすんだよ」って悔しかったです。
だからこないだブログで書いたリミエキのゾンピパーティーのECDのバースをなかむらみなみがラップした事が最高すぎて。
TENG GANG STARRのアルバムを聞いて欲しかった人のバースをそのメンバーがラップする…こうやって引き継がれていくんやなと思いました。
前も書きましたが、俺にとってECDはハードコアパンクのヤバさを醸し出した人です。
でも「1980」で「パンクロックは終わり次はこれ」ってラップしてたなぁ笑。
本人はそんなつもりはなかったのかもしれないけど、多分一人の人間として言いたいことを言って来た人なんだろうなと思いました。
「言うこと聞く様な奴らじゃないぞ」と言っていた人がデモで「言うこと聞かせる番だ俺達が」と叫ぶ姿は運動家とか活動家のそれではなく、「石田義則」として言いたかったことなんだなと思います。
「音楽やってる人が左翼化してるのがキツい」みたいな事を言ってたYouTuberが居ました。何とかリータ3世とかってやつ。
俺はそいつがブラフマンがやってきた事を「左翼活動」と言ってた事を一生忘れないしそいつの綺麗事に一切同意することはしないです。
多分ブラフマンがデモに参加したりトシロウがエセタイマーズで色んなイベントに出演した事も「一人の人間として言いたい事がある」から出たんだと思うし。
ECDもそうだったのかな、と思いました。
ECD!安倍まだ辞めてねぇんだよ!
あいつどうにかなんねぇかな?
まだヘイトスピーチやってる馬鹿居るんだよ!
そっからバッキバキにディスってくれよ!
またこんど!!